トモくんとチハルちゃん
トモくんは誘われると断れないタイプで、いつも飲み会に誘われてしまう。
本人は
「まっすぐ帰りたいんだけどなぁ。」
なんて言ってたけど。
暫くして、玄関からガチャンと音がした。
「チーハールーちゃん♪帰ったよーん。」
「おかえりー。」
慌てて玄関に向かうと、ほっぺをピンクに染めてニッコニコのトモくんが靴を脱いでいた。
「これお土産だよ。どうぞー。」
満面の笑みで差し出したのは、私の大好きなプリンだった。
「わー!ありがとう。」
「どういたしまして。ふへへ。」