トモくんとチハルちゃん
作った料理を温めていると、部屋着に着替えたトモくんが、これまたのそのそと近寄ってきた。
「ん?疲れてるね。大丈夫?」
「うん、平気。」
なんて言いつつも、私の腰に腕をまわして、肩に頭をのせるトモくん。
「ひっつき虫だね、トモくんは。」
「今日ぐらい良いじゃんかぁ。早くチハルちゃんに会いたかったんだよ。」
「一緒に住んでるのにね〜。」
「ね。やっぱりチハルちゃん可愛い。」
優しく頭を撫でられて、恥ずかしくなった私は、どうすることも出来ず、ただ真っ赤になる。
「グフフ、照れてる。」
「やめてよ〜。照れてない!」