君とワタシと貴女とボク
目的


ゆっくりと開かれた瞼
でも彼からの返事はない

何度かパチパチと瞬きをして、小宇宙のような瞳が覚醒していく

「…………。」

「………?」

次の言葉がすんなり出て来なくて
なぜか私たちは見つめ合ってた。

「……誰?」

声を発したのは、彼で
ごもっともな質問を投げかけられる。

「あ…ぁの、私は細川美帆…」

「……細川…?」

彼の眉間にシワがよる。
寝起きだからだろうか…
機嫌が悪そうに見える表情

あんなに綺麗な瞳なのに
もったいない

なんて心の隅で思ったり

「その本、探してて…」


< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

アナタ~side C~

総文字数/1,189

恋愛(その他)10ページ

表紙を見る
アナタ~side G~

総文字数/1,552

恋愛(その他)10ページ

表紙を見る
紅

総文字数/707

その他6ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop