シロネコの大冒険
幽霊なんかホントにいるのかよ、と僕は
まだ疑っているんだけど、
昨日の「悪霊」の悪寒に比べて今日は
悪い気分はせず、恋する女の子の波動を
浴びているような気もしないでもない。
しかし何とここで、思わぬ「乱入」が
発生!!
昨日成仏させたはずのオバサン霊、
こやつがまだ現世にいたらしく、
自分があの世に行くことについてはもう
同意しているんだけど、ついでにこの子
も一緒に連れていく、と言って女の子を
窓の外に引っ張り始めたというんだ!!
僕はもう、焦りに焦る! この子は死霊
じゃなくて生きてるのに、あの世に引っ
張りこまれてしまったらどうなるんだ?
肉体がパタッと死んでしまうんじゃない
のか!? と心配して、その子の足を
引っ張って連れていかれないようにしよ
うとしたけど、
女の子は「痛い痛い」と言うらしい。
そこで手を離して、オバサン霊に向かっ
て
「真言唱えてあげるから、その子から
手を離して」
と真言を唱えたところ、オバサン霊は
「ありがてえ」とは言うものの、やっ
ぱり手は離さない!
こ、これは困った・・せっかく僕に
一目ぼれして分身を飛ばしてくれたと
いうこの女の子、
僕を好いてしまったばかりに、今日町の
どこかで突然死を迎えてしまうのだろう
か・・??
まだ疑っているんだけど、
昨日の「悪霊」の悪寒に比べて今日は
悪い気分はせず、恋する女の子の波動を
浴びているような気もしないでもない。
しかし何とここで、思わぬ「乱入」が
発生!!
昨日成仏させたはずのオバサン霊、
こやつがまだ現世にいたらしく、
自分があの世に行くことについてはもう
同意しているんだけど、ついでにこの子
も一緒に連れていく、と言って女の子を
窓の外に引っ張り始めたというんだ!!
僕はもう、焦りに焦る! この子は死霊
じゃなくて生きてるのに、あの世に引っ
張りこまれてしまったらどうなるんだ?
肉体がパタッと死んでしまうんじゃない
のか!? と心配して、その子の足を
引っ張って連れていかれないようにしよ
うとしたけど、
女の子は「痛い痛い」と言うらしい。
そこで手を離して、オバサン霊に向かっ
て
「真言唱えてあげるから、その子から
手を離して」
と真言を唱えたところ、オバサン霊は
「ありがてえ」とは言うものの、やっ
ぱり手は離さない!
こ、これは困った・・せっかく僕に
一目ぼれして分身を飛ばしてくれたと
いうこの女の子、
僕を好いてしまったばかりに、今日町の
どこかで突然死を迎えてしまうのだろう
か・・??