私は彼のもの
「ありさ・・・。足・・・。」

「輝!!心配してくれてありがと。」

「・・・。」

「でも、平気だから」

「・・・。本当か?」

「うん!!」

私が、笑って答えるから輝も笑ってこう言った。

「そっか。ならいいけど」

「あんま、無茶すんなよ。女だし」

「・・・。女だから何?」

「え、いや・・・。なんでもない!!」

と、言って私をおんぶして教室に向かった。

「ありさ~、足は?平気??」

「萌ちゃん、平気だよ!!」

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