ねむねむおーじ<短>
『――くっ!』
なんか聞こえる……
『――はく!』
はく……?
『琥珀!!』
「琥珀!?」
へ……?
「ここ…何処?」
『俺ん家、そしてベッドの上』
「あ…そうだった」
あのまま寝ちゃったか、私。
ぼんやりした頭で起き上がる。
『あ…そうだった、じゃねぇだろ!何一緒に寝てんだよっ?』
「だって水原君が……」
「……っにしても!
お前無防備すぎんだよ」
そう言って少し恥ずかしそうに私から目を反らす水原君。
「……?」
『服っ!!』
「へ?」
そういわれて目を向けた自分の格好は…
寝相が悪かったのか、スカートにインされていた制シャツは出ていて、胸元のボタンは第3まで外れて、オマケにスカートは捲れあがっていた。
「や…っ!」
自分ながら、なんてエロい格好をっっ!!
『襲うぞボケ』
「きゃっ!」
両手首を押さえつけられて、ベッドに押し倒された。
真上には水原君の体が覆いかぶさっていて。
「っっ…!」
水原君は私の胸元に顔を埋め、胸の間に、キスマークをつけた。