ねむねむおーじ<短>
「誰かに見られたら…」
『お前そんなに胸元開いて生活すんの?』
あ、そっか。
裸にでもならない限り、普通にしてたら見えないか。
『ちゃんとボタン閉めないと学校で襲うからね』
「ふぁっ」
そう言って、水原君は鎖骨にキスをした。
『よし。じゃ夜道は危ないからこの格好で帰りなさい』
水原君は私を立たせて、ボタンを第1まで閉めて、スカートをインした。
「や、やだよ、苦しい…」
スカートインはいいんだけど、ボタンが………。
首閉まる。
『ま、いいや。俺が守るから』
「へ?」
『送るって言ってんだよ』
守るとか送るとか………
嬉しすぎるっっ。
「あ、ありがと」
逆らえないことを良いことに、遊ばれてる…てか『遊んでみるのもいいかな』って実際言ってたからそうなのかと思って、
でもそれでもいい。
って思ってたから、ちゃんとそれ以外のことをしてくれるのが、嬉しい。
だけど……
無駄に期待してしまうから…。
あんまり優しくしすぎないで。