☆ムーンチャイルド☆


『昨日のアレは夢だったんだ…夢だったんだ…』


友希は必死に自分に言い聞かせた。


ザワザワ…


不気味な風が友希の体を通り抜けた。


友希は背筋がゾクゾクとした。


友希は怖くなり…2、3歩後退りした。


すると、後退りした友希の足は何かを踏ん付けた。


友希は自らが踏ん付けたモノに目をやった。


『こ、これって…』


友希が踏ん付けたモノは青い靴だった。


友希はその青い靴を拾い上げた。


『この靴って…確か公太のじゃ…』


友希の胸に不安が押し寄せた。


すると、また2階の一番左の部屋が白く光りを放った。


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