☆ムーンチャイルド☆
『ひぃっ…うわぁぁぁ!!』
友希は恐怖にさいなまれ、走ってお化け屋敷を後にした。
友希は急いで家に帰り、慌てて自分の部屋へと閉じこもった。
『アレは夢なんだ…夢なんだ…』
友希は震えながら自分に強く言い聞かせた。
そんなこんなで数時間が過ぎた。
友希は夕食を食べ、お風呂に入り、布団に入り込んだ。
電気の消えた部屋で、友希は眠れずにいた。
『あの靴は絶対に公太の…だよな…』
友希はあの青い靴と学校に来ていなかった公太と光希の二人のことが気になって仕方がなかった。
そんな友希はふと自分の左耳に手をやった。