☆ムーンチャイルド☆
『栄えすぎた文明が…世界を滅ぼしたって…』
友希はペネルの言葉に驚いた。
『今、キミの目の前に倒れているそのロボットが原因じゃ』
ペネルのその言葉を聞き、友希は足元に倒れている黄色い小太りのロボットを見た。
『このロボットが?』
友希はロボットを見ながら尋ねた。
『そうじゃ。文明が進み、科学が進み、この街にロボットたちが増えた。ロボットたちはワシら人間の手となり足となり、ワシら人間の代わりに色々と雑用をした。しかし、そんなロボットたちはいつしか自分たちの意志を持ちはじめ、ワシら人間の言いなりになることを拒否るようなり、反逆を繰り出すようになったんじゃ…』
ペネルのその言葉に友希は唾を飲んだ。