また、会おうね。

ずっと、一生、親友でいるはずだったのに。


私達は、前世からこうなることが決まっていたのかもしれない。






始まりはある日の帰り道。


いつもと違う方から帰ろうと、亜依が急に言い出したので、亜美と私も、違う方から帰っていた。


通った事の無い道だったから、ドキドキ。



すると、大きな家が見えてきた。


衣「わぁ!!おっきいお家!」


美「ホントだ!凄いね!」

希「………」


ここ……知ってる。



なんでだろう。初めて見たはずなのに。


衣「なんか……見たことあるような気がするんだよね……。」


美「え?亜依も?ウチもそんな気がしてたんだ!」


希「私もっ!」



不思議!皆そう思ってたなんて。

キ―――――ン


っ!?


何?

今の耳鳴り……



衣「ここ…。なんか怖いよね。」


美「うん……。」


亜依達には無かったみたい。




私も何だか普通とは違う感情をこの家から感じていた。



衣「ねぇ、私頭が痛くなって来た。帰ろう。」


いつも元気で怖がる事の無い亜依がなんだか変だ。



私達は、足早にそこを離れた。



< 2 / 22 >

この作品をシェア

pagetop