また、会おうね。
ずっと、一生、親友でいるはずだったのに。
私達は、前世からこうなることが決まっていたのかもしれない。
始まりはある日の帰り道。
いつもと違う方から帰ろうと、亜依が急に言い出したので、亜美と私も、違う方から帰っていた。
通った事の無い道だったから、ドキドキ。
すると、大きな家が見えてきた。
衣「わぁ!!おっきいお家!」
美「ホントだ!凄いね!」
希「………」
ここ……知ってる。
なんでだろう。初めて見たはずなのに。
衣「なんか……見たことあるような気がするんだよね……。」
美「え?亜依も?ウチもそんな気がしてたんだ!」
希「私もっ!」
不思議!皆そう思ってたなんて。
キ―――――ン
っ!?
何?
今の耳鳴り……
衣「ここ…。なんか怖いよね。」
美「うん……。」
亜依達には無かったみたい。
私も何だか普通とは違う感情をこの家から感じていた。
衣「ねぇ、私頭が痛くなって来た。帰ろう。」
いつも元気で怖がる事の無い亜依がなんだか変だ。
私達は、足早にそこを離れた。