キミと私のBlrthday①
4月━━━━━━

今日から、最上級生。

「あずー!!あずさー!!」
「玲奈ー!!どしたー??」
「うちらまた同じクラスだよぉ!!!!!」
「うっそ!?まぢ!?」
「ね!教室行こー!」
「うん!」

このときは、玲奈と同じクラスってだけで嬉しかった。
でも、このクラスにキミがいてよかった。
えぇ…っと3組……あった!
教室の中はにぎやかで初めて同じクラスの子もいた。
黒板には座席表があり、そこには人が集まっている。
「み、見えない…」
「梓!梓の席ここだよ!」
「やったぁー!寝れるかもー!」
ガラッ!!!!
「みんなー席着いてー」
「先生!新学期の入室のセリフベタっすよぉ!」
「いいから!」
先生と男子の会話ってホント面白い。
こうゆうの好きだな。
「えぇっと…さっそくですが、前後隣の4人班になってください」
ガチャガチャと机の動かす音。
この4人みんな知ってる…
「そしたら、班カードを作ってもらいます。」
めんど……
一人ずつ名前書いたり写真貼ったりするやつでしょ?
「よし、作るか…」
みんなでしゃべりながらやったらカードなんてすぐ終わった。
「ね!みんな誕生日いつ?」
斜め前の席の子が言った。
「6月4日」
「8月24日」
「1月6日」
「1月6日」
「今、誰か1月6日ってハモってなかった??」
「はーい!」
「ほい。」
隣の男子が手を上げた。
「すげぇー、こいつら一緒じゃーん!」
「俺たちだけじゃねーよ。おーい!!勇人!!」
「ぁ?なにー?」
向こうの班から知らないひとが狭い教室で、走って来た。
「こいつも1月6日生まれだってさ」
「え!?!?そーなん!?先生ー!!!!!俺ら3人誕生日一緒~」
と言いながら、私の手を無理やり上げた。
「すげぇーだろ!」
きれいな笑顔…誰だろ…あ、名札。
6学年3組
原口 勇人
へぇ…
「終わり!!はい、原口席に着く!!」
「ほーい!!じゃぁね!!チビ!」
ち、チビ??って私だよね…
えぇ、そうですよ、私はチビですよ。
放課後━━━━━━

「あぁ…チビかぁ…」
「梓まだ言ってんのー?」
「だってぇ…」
でも、ホント原口っていい笑顔だったなぁ…








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