I am Revenge oneself~騙す天才~
「おい翔太、おまえ…ほんとに詐欺やるのかよ!!」
目の前で廉は言った。それに俺は目を見つめながら答える。
「大丈夫だ…詐欺で捕まる人間はほんの一握り、まして詐欺師を騙すんだ、被害届けなんてまず出ない。」
「相手はプロだぞ、しくじれば………おまえは、せっかく入ったこの大学を辞めることになるかもしれないんだぞ。」
必死に廉は俺を説得する。
だが俺の答えは決まっている、なんとしてでも親父を殺した奴を裁いてやる。たとえ、大学を辞めることになろうとも。