I am Revenge oneself~騙す天才~


「あぁ………そうね、オークション詐欺に引っかかったってはいったでしょ?なんで良い評価多かったのに、いきなり詐欺なんか…」



「どうせその村田電気店だっけ?その評価で、カモを信用させるためだろ」


「………カモか」


夏美が静かにつぶやく。黙されたことにショックを今頃感じ始めたか。



「へい、ラーメン、味噌ラーメンお待ちどー!!」


そんな暗い雰囲気をぶち壊すかのように店員が元気よくラーメンを運んできてテーブルに置く。


店員が厨房に戻っていったところで俺は話を再開する。


「まぁ評価はあまり信じないのがいい。多分詐欺師は良い評価の多いIDを買い取って使ったんだろうな」
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