I am Revenge oneself~騙す天才~


「いくらだ?」


「一人頭2万で全部で50人」


「しょうがない、高いがいいだろう、これから大金が入る予定だからな、買ってやるよ」


「堺さん、いま振込のほう今確認しましたんでこれから名簿をそっちに送りますから」


「わかった、ちょっとサイズが大きいんで圧縮して送りますからそちらで開いてください」



そして優子は電話を切る。


詐欺師のほうは優子から届いた3つのファイルを確認する。


だがひとつは、どうしても開けない。だがパソコンに詳しくない堺はただファイルが壊れているだけだろうと思いファイルを放置した。


だから気づくわけがない、罠を仕掛けられたことに。
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