彼奴、依存症。


あたしにはそんなこと関係のない話な為、堂々と席につく。




「あほか、お前」



「アンタにあほともお前とも呼ばれる筋合いはないわ」




いつも通りの叶夜との会話。




「あの子、結構可愛いぞ?」




何でか知らない。



だけど、どうしようもないぐらい、苛々してきた。


叶夜をぶっ飛ばしてやろうかと思った。




だが、今は口だけにしておく。




「そうやって鼻の下伸ばしてれば?猿顔になればいい」



「あ、何?天ちゃん妬いちゃったあ?」



「…なっ!!」




頭に一気に血が登った。


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