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Act.1*隣の男は新しい上司*

酒に飲まれた朝

イタタ、今日も飲み過ぎたな…。

そう思いながら目を開けると、見なれた天井が視界に入った。

ワンルームの我が家である。

本当は二日酔いで休みたいところだが、それができないと言うのが社会人だ。

どんな小さな理由でも、会社に顔を出さなきゃいけない。

社会人7年目の私が身を持って言う格言だ。

そんなことよりも、冷蔵庫に液キャベがまだあったはずだ。

「――よいしょ…」

躰を起こしたとたん、頭痛がキツくなった。

「――ったー…」

はあ、今回はかなりと言っていいほど重症だ…。
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