1107
「好きな人を助けてあげられなかった」
俺の唇が動いた。
彼女は驚いたように目を見開いた。
だけど、その目はキリッとなる。
「助けてあげてください」
彼女が言った。
「彼女が好きなら、助けてあげてください。
わたしなら、そうしてあげます」
お姫様…なのに、
「陣内さんのためなら、わたしは何でもします」
たくましい子だと思った。
強い子だと思った。
好きな人を助けるためなら、命を投げ捨ててでも助けるんだろうな。
俺の唇が動いた。
彼女は驚いたように目を見開いた。
だけど、その目はキリッとなる。
「助けてあげてください」
彼女が言った。
「彼女が好きなら、助けてあげてください。
わたしなら、そうしてあげます」
お姫様…なのに、
「陣内さんのためなら、わたしは何でもします」
たくましい子だと思った。
強い子だと思った。
好きな人を助けるためなら、命を投げ捨ててでも助けるんだろうな。