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Act.２*幸せは意外な場所にある*

母親からの電話

「なあなあ、地味子とはどうなった？」

その会話が聞こえた瞬間、私は固まった。

場所は、学校…私が通っていた高校だった。

放課後に職員室に用事があって、それを済ませたから教室に入って荷物を取りに帰ろうとしていたところだ。

そっとドアの窓から覗くと、教室の真ん中に男の子たちのグループが固まっていた。

その中に、１週間前に私がつきあっていた男の子がいた。

クラスでもかっこいいと言われる男の子に告白されてつきあったけど、結果は自然消滅と言う形で別れた。

今思うと、かっこいい人に告白されたからって言う理由でつきあっていたんだと思う。

恋愛感情とか、そんなものは関係がなかった。

「あー、誰だっけ？」

彼が言った。
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