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「ただいま」

そう言っても返事をしてくれる人はいない。

しっかりとドアの戸締まりをすると、リビングへと向かった。

灯りをつけると、我が家のリビングが明るくなった。

カバンをベッドに放り投げると、ベッドに腰を下ろした。

手に持っている封筒がすごく重い。

封筒を開けると、すぐに中身を取り出した。

開いて見ると、
「――えっ…?」

写真の人物に、思わず目を疑った。

「――ウソ、でしょ…」

写真を持っている手が震えた。

だって、そんな…。
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