アキとにぃなの物語
母:アキ!早く用意しなさい。保育園の先生に怒られちゃうわよ!!

アキ:はぁい。パパも!早く起きて。ママに怒られちゃうよ。一緒に朝ごはん食べよう。

父:ふぁぁ。おはようアキ。


アキはこの頃年長さん。
母と父の愛情をいっぱい受けすくすく育っていった。


母:アキ行くわよ。
アキ:ママ待ってぇ!


保育園の先生:おはようございます。アキちゃん♪

アキ:おはようございます!!

母:今日もよろしくお願いします。帰りは18時になると思います。

保育園の先生:はい。分かりました。お母さんもお仕事頑張って下さいね。

アキ:ママいってらっしゃい!

母:いってきます。

この頃私の生活はどこにでもあるような普通の一家の幸せだった。


それから半年・・・

母:えっ!?仕事辞めてきた??
どうして!?
この子はどうするの?
なんでそんな勝手なことするの!!!!

父:仕方ないだろ。また仕事は探すから。
母:こんな不景気にどこが雇ってくれるのよ!アキはこれからの人生があるの。
父:うるさいな!無理なら出てけば良いんだろ。

バンッッ!!

この日以来父からの連絡は来ず、私と母は二人だけの生活になった。
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