キミとの距離



―10分後


「晴っおまたせ!」


「遅すぎ………」


あ…
ちょっとキレてる!

………短気。


「ごめんて〜…」


「…はぁ。別にいいよ」


「よかった♪晴に嫌われたら……」


「嫌われたら…?」


「あたし…みんなに自慢できなくなっちゃう!」

「………は?」


「晴って顔普通に整ってるし、性格いいから自慢の幼なじみなんだもん♪だから、みんなに仲いい幼なじみだって自慢できなくなっちゃうでしょ?

あたしの唯一の自慢だしね☆」



「ちょっと期待した俺がバカだった…」


「えっ?なに?」


「別に!///早くチャリの後ろ乗れ!飛ばすから」


「へーい」



なんか晴の顔赤い気が…まぁ、気のせいかっ!


そんなことより…



「晴!もっと飛ばさないと間に合わない!」


「うるさいっ!お前体重増えただろっ!」


「はっ!?あんたね〜…学校ついたらシバく!」



全く失礼な幼なじみなんだから………




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