君が笑顔でいてくれるなら*


私は急いで涙を吹いた


「はーい♪」


新先生だった


「これから、君の担当をする加藤新だ」


「じゃあ新先生って呼ぶね♪」


新先生が冷たい目でみる


そんな目で見ないでよ


「調子はどうだ?」


「全然いいよ♪、ねぇ先生」


「なんだ?」


「先生ってさ、何人もの患者さんを治してきたんでしょ?」


先生…分かってるよ


「そうだが?」


私はもうすぐ…


「…じゃあ私は治さなくてもいいかな」


死ぬんだもんね
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