君が笑顔でいてくれるなら*
彼女は俯いていた
「…病院戻ろ」
俺は彼女の手を握り
病室へ連れて行った
「なんで聞かないん?」
病室につくと彼女は聞いた
「べつに」
「先生うちに興味ないん」
こいつ…寂しいのか
「だれだ?あいつ」
「…元カレ」
「そうなんだ」
「ごめん、病室から出ちゃいけないんだもんね」
「…まぁあいつに無理やり連れてこられたんだろ」
「…先生」
夏木は俺に抱きついてきた
「おまえ…」
「ごめん、このままでいさせて」
俺はどうしていいか分からない
だから夏木をー…
亜依華を抱きしめた