君が笑顔でいてくれるなら*
すぐに先生に鎮痛剤を
打ってもらった
「…収まった?」
「…はい」
「そうか」
そして確信した
「先生?なんか隠してる?」
「…えっ?」
「言って?」
先生は言いにくそうにして
口を開いたんだ
「じゃあ率直に言う、骨髄移植しか助かる方法はないです」
「えっ?あたしそんなに悪いの?」
「それはまだ確認出来ません、だから治療しましょうね」
そう言って
黙って先生は出て行った