君が笑顔でいてくれるなら*

そこには金髪の天使

「先生、あたしに興味あんのー?」

亜依華はベッドに座った

「お前勝手に外出るなよ」

「だって、水飲みたくて」

彼女は水を持っていた


「ねぇ、いい加減日記」

俺から日記を奪い取った

「恥ずかしいやん♪」

彼女は乱暴に戸棚にしまった


「てか、夏木さんの両親は?」

亜依華は固まった

そして

「あたし捨て子だからそんなんいないよ」

そう言い放った

「てか先生、亜依華って呼んでよ♪それとも?恥ずかしいのかな?」

「ちげぇーよ」

なんだ

こいつと喋ると素になる
< 8 / 57 >

この作品をシェア

pagetop