兄妹、初恋・・・


―――――――――――
―――――――――――――――――・・・


「そして、私は気がついたら、病院のベッドの上にいた。そして、その横には、ほんとのひろ兄じゃなくて、大斗さんたちがいた…」


俯いたまま話す私の言葉を、二人は黙ったまま聞いていた。


そして私は絞めるようにこう呟いた。



「それから私は、大斗さんたちの家族として、過ごしてきた。何もかも忘れたままで…」



< 62 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop