world LOST world
"好きだからなんだよ"
好きだから死ぬ?
なんだよ、それ。
「は?意味わかんね…」
体の震えが止まった。
それと同時に真冬への怒りが込み上げてくるのがわかった。
「星夜から振られた時、星夜がいないなら…死んでしまえばいいって思った。それって星夜のことをそのくらい好きだったってことだよ…」
そう言って俺の肩を掴んでいた手を背中に回し抱きついてきた。
「好きだよ…好きだよ、星夜」
「先に俺のこと裏切っといてなに言ってんの、お前」