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そして、「そうだろ?」と聞いて来た。



俺は涙が流れるのと同時に袖で拭く。





「本当…お前って格好いいよな」





すると、一貴は立ち上がって言った。



「お前に"格好いい"言われても嬉しくねぇから」


「そーだな」


すると、一貴は小さく笑いながら言った。



「晴香姫様は、俺がどうにかしとくよ」



そして、くるっと回り俺に背を向ける。

















「美鈴姫様はお前の仕事な」



そう言って一貴は病院を出た。





「…了解」



そして、俺は美鈴の居る病室に向かった。






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