world LOST world
それから、毎日美鈴の見舞いには行った。
晴も少し元気になり、
一貴も誘い3人で見舞いに行ったりもした。
そして、3ヶ月の月日はあっという間に過ぎ…
気づけは俺たちは
大学2年生になった。
「美鈴ー、調子はどうだあ?」
今日も美鈴の見舞いに来た。
美鈴はにこやかに笑顔を作る。
――余命3ヶ月。
そう宣告されていたが
美鈴はちゃんと生きている。
「そうだな、今日はいつもより顔色もいいし元気そうだな」
そう言うと、美鈴は笑顔で頷いた。
でも、美鈴の病気が悪化しているのは目に見えていた。
今はベッドの上に寝たまま状態を起こすことは出来ない。
そして、会話をすることも出来なくなった。