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「うん…だと、いいな」



やっぱり今日の美鈴は
様子が変だ。


「隠してることあんなら言えよ」


俺の言葉に驚いた顔をする美鈴。


「な! 何言ってんの? 何も隠してなんてないよ」


「嘘つくな、いつまでそんな作り笑いしてんだ」


そう言うと、美鈴は下を向いた。










「…好き」


その言葉と同時に
涙が一粒溢れた。



予想外の言葉に
そして泣いてる美鈴に
俺はビックリしすぎて
言葉が出ない。


「星夜くんが…好きなの」




涙がポロポロと
美鈴の目から落ちる。


急に弱気になる俺。

どうすればいい。


「美鈴、俺は…」



なんて、答えれば…
一番正しい道に行くんだ。





「でも、恐い」




美鈴の肩は小刻みに震えていた。




「言ったらもう会えなくなっちゃうね」



俺はなんて言えばいい?

なんで泣いているのか
わからないけど
その涙を止めてあげたい。


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