約束 〜君との未来〜
お店に到着。
中に入るとそこにお目当ての指輪があった。

『可愛いなあ…』

でも決して安くない。
だけどジャスティンの中では安いみたい。

今買ったら破産だな〜なんて事考えていた。

欲しいけど買えない。
もどかしすぎる…

私は考えた。
ピアス貰ったから、私からこの指輪をプレゼントしよう。

だけどそう簡単にうまくいくわけないわけで…

まずはお金の準備。
2つ買えば諭吉が4枚必要。
そんな大金ない。
仕事頑張るしかない。

次はサイズの問題。
りょうのサイズが分からなかった。
大体のサイズは分かるけどあげて入らなかったらどうしよう。

悩んでいても仕方ない。

りょうが昼間の仕事をしてる平日にもう一回そのお店を訪れた。

『いらっしゃいませ』

キョロキョロ見回す私に店員さんが声をかけてきた。

『あの…この指輪はめてみたいんですけど…』

『分かりました。指、何号か分かります?』

『多分、9号くらいです。』

店員さんは指輪を取り出し、私の指にはめた。

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