”ただ、愛されたかった…”
 瑠理の発想を、美樹は遥かに超えている…。

 少し、おもしろくなかった…。


 茂の事を少し考えた…。

 告白されてから、2週間たってた…。

 美樹に彼氏ができたからって…それも…おかしい…。

 美樹の事がなくても、仕事の事もあるし…。

 ”あ~、なんかかっこ悪い”

 ”もう、自分で決めた事なんだから…”

 



 
 美樹に彼氏ができて、どんどん美樹は、明るくなっていった…。

 瑠理は、気が付いたら、美樹の相談役になっていた。

 
 美樹は、甘えるのもうまい。

 なんか、気が付くと、デートの前に、ブローしてあげたり、遅い時間まで、

 相談に乗ってたり…。


 帰りが遅くて心配で、沙織やゆかりにも一緒に探してもらった事もある。



 うまく乗せられてる…と、思いながらも、妹のいない瑠理にとって、

 可愛い存在になりつつあった…。



 ”茂の事は、忘れようと努力していた…。”




 
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