”ただ、愛されたかった…”
あとがき。
 瑠理は、とても内気な子供でした。

 成長していく過程で、その壁を破ろうと

 自分なりに頑張ります。

 そして、自分の中のいろいろな感情と

 出会います。
 
 決して、全てがうまくいく事はありませんでした。

 そして、母親との関係。


 いろいろな事があって、気付くんです。

 自分と母親は、似ているという事を…。

 
 母親は、ずっと愛される事を、

 本当にずっと求めていたのです。

 瑠理がずっと欲しかった物も愛。

 二人は、そういった意味では、すごく

 繋がっているのです。


 二人の言い争いは、「愛してよ!愛してよ!」と

 お互いが……叫んでいたように思えます。


 ずっと長い間、自分の内側ばかり見てきました。

 消化できない感情があって、消化するために。


 何気なく、ふと感じました。

 外の世界の空気…。


 どこの世界も、愛が足りない………。


 私達、個人が感じている事、多分

 他のみんなも、感じている。

 
 みんな繋がっているんだと思います。


 今が、最悪でも、幸せと不幸は、とても近い場所に

 あったりします。


 自分の事をわかってくれる人は、どこかにいます。

 まだ、出会ってないだけ…。

 だから、心を閉じないで!!!

”山の頂上まで登るのは、できそうもない…。1メートルだけ歩いてみる。”

 自分の未来がわからなくなった時、私は、本当に地味に、コツコツ

 生きていました。


 ”生きる事が大切”生きていてよかった、コツコツやってきて

 よかったと、今、本当に思います。
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