”ただ、愛されたかった…”
 毎週、休みの前日の夜は、由美の家に集まった。

 中学の同級生で、由美の家には、毎週10人くらいの若者が、集まっていた。

 由美のお兄さんの友達の、男の人も数人いた。

 そして、その中の一人に、優華もいた。高校にいかないと、言った時に、いろいろ

 嫌な事を言った友達。

 でも、その後も、仲良かった。

 優華は、いっそう可愛くなっていた。

 もしかしたら、優華は、一緒に高校行きたくて、あんな事言ったのかな?なんて、

 いい方に考えたりした。


 でも、その後に起こる事件…。優華の言葉は、なんか違うと、感じた。
 
 その場を、やり過ごす為に、納得したふりをしたんだよ。

 
 自分の感情を、殺した。

   心の中の大切な物、何かを…

   失った……。

 表面的な言葉、大嫌いなのに…。
 
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