”ただ、愛されたかった…”
 この由美の家の集まりには、沙織も毎週来ていた

 瑠理もほとんど参加しているが、仕事の関係で、2週間みんなに会えなかった。

 なんか寂しくて、仕事がおわってから、沙織に電話をした。

 「沙織、仕事終わった?今、大丈夫?」

 「うん、大丈夫」

 そんな感じの会話から、始まった…。

 「あのさ~、今度の由美の家の集まり、瑠理来ない方がいいと思う。」

 沙織にそう言われ、

 「?…なんで?」


 「この前、瑠理、これなかったじゃん。その時、瑠理の事みんなが、あいつ

 最近、生意気だって…。みんな、瑠理の事、よく思ってないみたい。」

 

 沙織のこの発言に瑠理は、言葉を失った…。

 知らなかった…。
 
 みんなに嫌われている…。

 …唯一、私のほっとする場所…


  無くなっちゃうのかな?

 

 
 
 
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