”ただ、愛されたかった…”
 美容院の先輩一人と、

 少しだけ、仲良くなった。

 見た目は、怖いけど、一番話しが合った。

 この先輩も、先生を、嫌っていた。

 だから、話が、合ったのかな?


 この、先輩以外の人は、

 先生の機嫌を、とるのが上手。

 なんか、そういうのなじめなかった…。

 

 あの頃は、そういうの大嫌いだった。


 だから、そういうの伝わってたと、思う。

 
 可愛くない…そう思ってたと、思う…。



 この美容院、扉一つで、喫茶店とつながる。

 美容院で、働いている人は、何故か、
 
 喫茶店も手伝っていた。



 
 瑠理以外の人は、喫茶店で、コーヒーを、

 飲んでいた(美容院が暇だったから)

 瑠理は、2階で、タオルを、干していた。

 タオル干しが、終わり、階段を、

 降りてくるとき、

 
 …聞いてしまった…。



  もう、家に

 帰ろうと、思った…。
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