”ただ、愛されたかった…”

瑠理は、久しぶりに自分の家に帰って来た。

 やっぱり、自分の家はいい。

 そのままの自分で居られる…。



 

 …まだ、気づいていない…。


 この頃は、まだ何も気づいていなかった。

 
 ここにも、すぐ傍に闇がある…。

 気づかない内は、幸せ…。


 
 信頼しきって、信じてた。


 
 

 憎しみの感情。


 愛が、そこにあったから、

 憎しみが生まれる気がする。


 愛と憎しみは、一枚のコインの

 表と裏…。

 とても、近くて、とても、遠い…。

 そんな気がする…。
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