”ただ、愛されたかった…”

 「瑠理、これからは、たくさん遊べるね」

 沙織が、嬉しそうに言った。

 沙織の横に、見た事無い女の人が、立っていた。

 瑠理は、そっちの方が気になった。

 瑠理の視線に気づき、沙織が、

「ゆかりちゃんだよ。大人っぽくみえるけど、

 同じ歳。高校生だよ」

 
 絶対に、年上だと、思った。すごく綺麗な人。

 
 あまり、口数多い方では無かったけど、

 話ているうちに、純粋な人だと、わかった。

 
  
 一緒に遊ぶ仲間が一人増えた。


 沙織のジョーダン(嘘)を、そのまま

 信じてしまう様な性格。

 
 そんなところに好感を持った。


 瑠理は、ゆかりと友達になりたいと、

 思った。
< 57 / 207 >

この作品をシェア

pagetop