”ただ、愛されたかった…”
「瑠理、これからは、たくさん遊べるね」
沙織が、嬉しそうに言った。
沙織の横に、見た事無い女の人が、立っていた。
瑠理は、そっちの方が気になった。
瑠理の視線に気づき、沙織が、
「ゆかりちゃんだよ。大人っぽくみえるけど、
同じ歳。高校生だよ」
絶対に、年上だと、思った。すごく綺麗な人。
あまり、口数多い方では無かったけど、
話ているうちに、純粋な人だと、わかった。
一緒に遊ぶ仲間が一人増えた。
沙織のジョーダン(嘘)を、そのまま
信じてしまう様な性格。
そんなところに好感を持った。
瑠理は、ゆかりと友達になりたいと、
思った。