”ただ、愛されたかった…”

 瑠理は、だんだん元気が無くなって

 いく自分に、気づいていた。

 お店を辞める前は、辞める事が

 目標になって、その辞める事に

 すごいやる気があった。

 辞めてしまい、目標が無くなり、友達にも

 一通り話し、今の瑠理には、話したい事が無い。

 
 仕事はしようと思っているけど、具体的に

 考えてなかった。

 
 いつも、遊んでいるわけにいかない。

 自分の進む方向がわからなくて、

 瑠理は、不安だった。


 

 「仕事、探してるの?きちんと働きなさいよ」

 母から、言われた。

 
 ”明日、職安に行ってみよう”
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