”ただ、愛されたかった…”
 花の名前の延長で、今度は、違う事を瑠理は、考えていた。

 初めから決まっている物が嫌いなら、何が、好きなんだろう?

 あった、一番好きな言葉

     可能性。

 この言葉は、なんか、私を、安心させる。

 もう一つ、奇跡。

 奇跡なんて、なかなかおこるものではないよね。

 わかってるけど、私は、奇跡を、信じたい人なんだ。

 そんなの無理とか言われると、自分自身、私という人間を、否定されたような

 気がしてしまう…。

 なんか変。


 結局、かわらない物が嫌いで、かわる物が、

 好きなんだ…。




     複雑に、絡みあった糸、


     ほどけそうで、ほどけない。



 





 
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