”ただ、愛されたかった…”
 瑠理は、今度の美容院では、

 うまくやりたかった。



 ”なんでも、最初が肝心だ。

 もう少し、積極的になって、前に

 でていける人間になろう”


 瑠理は、自分の性格にコンプレックスが、

 あった。

 
 小学校、中学校時代の内気な自分。

 それを、どうしても、克服したかった。

 
 
 気合が、入っていた。



 今なら、克服できそうな気がしていた。



 生意気そうに、見えるのも


 精一杯頑張っている姿の一つだった。
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