”ただ、愛されたかった…”
 「おはよう、今日は、ゆっくりなんだね」

 パジャマ姿の瑠理が、起きてきた。

 「今日は、ゆっくりだよ。瑠理と、一緒ぐらいの時間にでれば、間に合うんだ」

 勇太はすでに、作業着に着替え、コーヒーを飲んでいる。


 「私さ~、月曜日って嫌い。

 あ~、また、仕事が始まるって思うと、急に気持ちが沈むんだよね。

 土曜日、日曜日遊びにいって、リフレッシュしたから、仕事も頑張るぞ~

 なんて、思えない。

 週末楽しくっても、やっぱり、月曜日は、嫌い」

 パンを食べながら、瑠理は、月曜日の嫌な気持ちを、説明してる。


 「週末、遊びに行かずに、のんびりした方がいい?」

 と、勇太が、聞く。


 「それは、嫌だ。」

 瑠理は、自分から、愚痴ったのだが、このままでは遅刻すると気づき、仕事の仕度に
 集中した。


 「いってきまーす。勇太、先に行くね。帰りの時間またメールしといてね」

 いつもの事だが、瑠理は、駅まで走っていった。


 瑠理は、美容院で、働いていた。



   
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