ゴシップ・ガーデン
錦織先生は、
作業する園芸部員たちを
見守りながら話し続ける。
「でも写真見た部員たちが、
どうしても育てたい、って。
感動した、って。
バラの園を作りたいって。
ありがたいことに、
うちの高校は他より
園芸好きが集まるところだから、
ここなら私がいなくなっても
育て続けられるだろうな、って」
「よかったね!!ヒオカ先生!」
声が超テンション高くなった。
あたしは思わず先生の腕を
パンパン叩いて喜びを伝えた。
全部のバラが
ここから救い出されるんだ。
植え替えは難しい。
だけど少なくともコンクリートで
窒息させられる事態は避けられる。
そう、希望がある。
ヒオカ先生もあたしを見て、
弾むような笑顔をした。
身体の中が泡立つ感覚。
まるで、あけたての炭酸水を
注いだみたいな。
「ありがとうございます」
頭を下げたヒオカ先生に続いて、
あたしも錦織先生に頭を下げた。
「お礼を言うのは私の方よ」
錦織先生は労うように、
ヒオカ先生の肩にポンポンと触れた。
「さあ、作業に戻りましょう」
作業する園芸部員たちを
見守りながら話し続ける。
「でも写真見た部員たちが、
どうしても育てたい、って。
感動した、って。
バラの園を作りたいって。
ありがたいことに、
うちの高校は他より
園芸好きが集まるところだから、
ここなら私がいなくなっても
育て続けられるだろうな、って」
「よかったね!!ヒオカ先生!」
声が超テンション高くなった。
あたしは思わず先生の腕を
パンパン叩いて喜びを伝えた。
全部のバラが
ここから救い出されるんだ。
植え替えは難しい。
だけど少なくともコンクリートで
窒息させられる事態は避けられる。
そう、希望がある。
ヒオカ先生もあたしを見て、
弾むような笑顔をした。
身体の中が泡立つ感覚。
まるで、あけたての炭酸水を
注いだみたいな。
「ありがとうございます」
頭を下げたヒオカ先生に続いて、
あたしも錦織先生に頭を下げた。
「お礼を言うのは私の方よ」
錦織先生は労うように、
ヒオカ先生の肩にポンポンと触れた。
「さあ、作業に戻りましょう」