ゴシップ・ガーデン
「あ、そうそう、
パーティーのときの写真できたから、
あげるね」
千夏姉は、封筒を差し出した。
中には数枚の写真が入っている。
あたしと一緒に写った写真を
焼き増ししてくれたみたい。
アルバムに入った
結婚パーティーの写真も
一緒に見せてもらった。
幸せそうな千夏姉。
グラス片手に酔っ払った友吾兄。
笑顔で祝福する友人たち。
そんな写真の中には、
ヒオカ先生の姿も写っていた。
あたしは手をとめて
ヒオカ先生を眺めた。
「シイナさ、修平のこと好き?」
唐突に聞かれて、
心臓が飛び上がるくらい驚いた。
千夏姉の顔を見たら、
千夏姉は、
「やっぱり」って顔して笑った。
「だから、
修平にブーケたくしたのよ。
シイナに渡してあげて、って」
急に驚いた反動で、
あたしの心臓は
ドキドキ大きく音をならし出した。
結婚パーティーのあと、
『シイナ好きな人いるんだ』
と、千早に言われて、
あたしは戸惑っていた。
好きとか、そういうんじゃないし。
首をブンブン振りながら、
超うろたえたけど。
なんとかその場は
ごまかしておいたんだけど…。
結婚パーティーのあとは、
期末試験があったから、
ヒオカ先生とは
ちゃんと会えてなかった。
好きとか嫌いとか、
考えてる場合じゃないって、
勉強に打ちこんで
考えないようにしてた。
だから、まだ自分の気持ちに
答えは出てない。
「好きとかそんなんじゃないし!」
千早に言われたときと同じように
あたしは慌てて否定しようとした。
パーティーのときの写真できたから、
あげるね」
千夏姉は、封筒を差し出した。
中には数枚の写真が入っている。
あたしと一緒に写った写真を
焼き増ししてくれたみたい。
アルバムに入った
結婚パーティーの写真も
一緒に見せてもらった。
幸せそうな千夏姉。
グラス片手に酔っ払った友吾兄。
笑顔で祝福する友人たち。
そんな写真の中には、
ヒオカ先生の姿も写っていた。
あたしは手をとめて
ヒオカ先生を眺めた。
「シイナさ、修平のこと好き?」
唐突に聞かれて、
心臓が飛び上がるくらい驚いた。
千夏姉の顔を見たら、
千夏姉は、
「やっぱり」って顔して笑った。
「だから、
修平にブーケたくしたのよ。
シイナに渡してあげて、って」
急に驚いた反動で、
あたしの心臓は
ドキドキ大きく音をならし出した。
結婚パーティーのあと、
『シイナ好きな人いるんだ』
と、千早に言われて、
あたしは戸惑っていた。
好きとか、そういうんじゃないし。
首をブンブン振りながら、
超うろたえたけど。
なんとかその場は
ごまかしておいたんだけど…。
結婚パーティーのあとは、
期末試験があったから、
ヒオカ先生とは
ちゃんと会えてなかった。
好きとか嫌いとか、
考えてる場合じゃないって、
勉強に打ちこんで
考えないようにしてた。
だから、まだ自分の気持ちに
答えは出てない。
「好きとかそんなんじゃないし!」
千早に言われたときと同じように
あたしは慌てて否定しようとした。