センセイとわたし
出会い
出会い

―　優聖高校入学当日　―
「おかあーさん！リボンどこだっけ？」

あわてながら学校の準備をする

「しらないわよ、みな時間大丈夫？」

お母さんは答えた。

「うわーどうしよ。あっあった」

リボンが見つかり朝食食べないで玄関に向かった。

「みな、急いで！どうしようかしら、入学式間に合わないわ、
車に乗りなさい」

お母さんもわたしと似てあわててばかり。

やっとの思いで学校に着いた。

「おかあさん行ってくるね！」

「うん。がんばって」

教室についた。

「クラスは１-４組かぁ」

走りながら廊下に向かってると大きな声で後ろから声をかけられた。

「おい、そこの新入生」

うしろを振り向いた。

「なにをしている、こっちだ」

手を引っ張られて走り出す。

「ちょっ、ちょっと」

体育館に着くと入学式が始まっていた。

「えっどうしよー」

知らない男のセンセイがゆっくりと席に案内した。

全校生徒が一斉に注目をあびる。

えっ・・・見られてる、入学式で遅刻とか最悪。。。

センセイがこそっと話した。

「普通にしたら大丈夫。目線なんて気にすんな」

「あ、はい」

センセイがニコッとした顔で話してくれた。

その顔がキュンときた。

そのセンセイから目を離せなくなった。

センセイと目があった。。

「あっ・・・」

でもセンセイはニコッとした顔で返事してくれた。

それがとてもうれしかった。

入学式が終わると、担任発表があった。

急いでてクラスを見る暇がなかった。

でもあのセンセイが担任だったらいいのになと思った。
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