センセイとわたし
小さな山小屋が見える。

「あそこで休もう」

「うん」

山小屋に入ってみると非常食などいっぱいあった。

「さむいね」

「今火たくから待ってろ」

そう言ってセンセイは火を焚いた。

「あったかーい!なんかお茶沸かしますね」

立とうとした瞬間激痛が走った。

「いたっいたい」

センセイが心配して走り寄ってきた。

「見してみ」

足を見ると腫れてした。

立つと激痛がはしることがわかった。

「ねんざだな」

やっぱり。。。

「安静にしてろよな」

そう言って温かいお茶をくれた。

「ありがとう」

お茶をゆっくり飲み干す。

なつみはどうなってたんだろう・・・・

「センセイ」

「ん?」

「櫻井さんお腹大丈夫ですか?」

「櫻井は大丈夫だと思うよ。
 お前が落ちた時あいつ泣いてたぜ。
 どうしよって泣いてた」

「そーなの?櫻井さんそゆう面あるんだ」

外が暗くなった。

ランプをつけた。




< 12 / 18 >

この作品をシェア

pagetop