センセイとわたし
――――――コンコン――――――
「失礼します」

センセイがいた。

「どうした?」

可燐に言われたとおりに聞いてみる。

「センセイ、あの時どうして抱きしめたんですか?」

「…それは、、、お前が泣いてたからだよ」

「ただそれだけ?」

「あぁ」

「センセイ」

「ん?」

勇気絞って告白した。

「センセイが好きなんです」

「…」

長い沈黙が流れる。。。

センセイが口開いた。

「俺は、、、生徒は恋愛対象に入れてない…」

「…っ」

涙が出てきそう。

じゃなんでおでこにキスしたの?

「じゃっなんでおでこにキスしたの?…っ」

「…ごめん」

「なんで謝るのっ…うっ
 もういい」

保健室を出た。

教室に戻ると可燐が待ってくれた。

「どうだった?…」

泣きながら話す。

「だめだった…」

可燐が泣きながら抱きしめてきた。

「そ、そっか…」

「あたしもうセンセイあきらめる」

「みな…。新しい恋さがそう?」

「うん…」

あれからセンセイと話してないし目も合わしてない。

ある男の子が話しかけてきた。

「あのさあ俺大雅って言うんだけど、友達になってくれない?」

「それはいいよ!」

メアドも教えた。

メールが毎日とどいた。

可燐はわたしの事が好きみたいって言ってたけど

まだわたしはセンセイの事がすきなんだ…

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