ーPure Loveー
「莉奈、ちょっと待って。」
「何?」


俺の言葉にそう返事して振り返った莉奈はやはり少し不機嫌そうで、目の下に薄いクマを作っていた。


..寝らずに待ってたのか?
俺なんかの事を..。


「寝てないのか?」

「..うん」


素直に頷いてみせる莉奈の姿が可愛くて、ついつい後ろから抱きしめてしまう。


「じゃあ一緒に寝るか。」

「で、でも、ご飯食べてからじゃないと..お腹、空いてるでしょ?」


俺の冗談に頬を紅く染めてオドオドしながらこっちを見てくる姿も、これがまた可愛いんだよなぁ..。
マジで癒されるわ。


「じゃあ..飯食ってから寝るか。」


そう言うと、莉奈は小さく頷いた。
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