Sweet Life【Sweet Dentist短・中編集】
中身はどうみても特別変わったところの無い普通の生チョコだけど、これは響さんへのありったけの愛を詰め込んだ特別なものだ。
響さんがこれを口にして、あたしの気持ちを全て受け入れてくれたとき、このチョコレートに込められた愛情は媚薬となり彼を酔わせるだろう。
チョコレートを見ただけで一瞬顔色を変えた彼が、口にしてくれるか不安ではあるけれど…。
「ああ、そうだった。こいつのせいなんだよなぁ。でもすげぇ人気なんだろ?千茉莉の最高傑作だな」
苦笑しながらため息混じりにソファーに座ると、テーブルの上のシャンパンをグラスに満たしていく。
気泡が立ったグラスを軽く傾けて、流し目で「おめでとう」と、乾杯をする仕草はとても優雅で、まるで映画俳優のように綺麗だ。
「ありがとう。でも、本当はお店で出す為に作ったわけじゃないのよ」
あたしの言葉に不思議そうな顔をした響さんからシャンパンを取り上げ、静かにテーブルに置いた。
響さんがこれを口にして、あたしの気持ちを全て受け入れてくれたとき、このチョコレートに込められた愛情は媚薬となり彼を酔わせるだろう。
チョコレートを見ただけで一瞬顔色を変えた彼が、口にしてくれるか不安ではあるけれど…。
「ああ、そうだった。こいつのせいなんだよなぁ。でもすげぇ人気なんだろ?千茉莉の最高傑作だな」
苦笑しながらため息混じりにソファーに座ると、テーブルの上のシャンパンをグラスに満たしていく。
気泡が立ったグラスを軽く傾けて、流し目で「おめでとう」と、乾杯をする仕草はとても優雅で、まるで映画俳優のように綺麗だ。
「ありがとう。でも、本当はお店で出す為に作ったわけじゃないのよ」
あたしの言葉に不思議そうな顔をした響さんからシャンパンを取り上げ、静かにテーブルに置いた。